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これってどんなケガ?病気?【自身の臨床経験を元に①】

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皆さんこんにちは!

体の調子はいかがでしょうか?

外は暑くてダラダラしてしまいがちですね~

元気に過ごしたいものです!!

 

 

さて

今回は私が実際臨床で遭遇する傷病を一覧にしてみました!!

 

各症例の特徴や重要度、年齢や判断POINTをまとめてみましたので是非一度ご覧下さい!!!

 

 

 

 

①頸部、肩部、腕部痛の疾患

 

 

 

・頸肩腕症候群:10代~55歳くらい
【POINT】
パソコン業務、ライン業務で腕を使う人に多い。
器質的な変化の確認が困難。作業時間などをこまめに観察する。

 

 

 

・変形性頚椎症:50代~
【POINT】
頸、肩、腕の痛みや手指のしびれが初期症状が多く出現。
手指の巧緻性(細かい指の動き)運動障害や歩行の不安感の出現。
X線(レントゲン検査)では椎間板(背骨との間)狭小化、骨棘(骨のとげ)

 

 

 

・頸椎椎間板ヘルニア:10代~55歳くらい
【POINT】
急激な片方の頸部、肩部、腕部の痛み。
頸部が動かせなくなり、腕への放散痛が増強します

 

 

 

・寝違え症状:全年齢
【POINT】
朝起きた際に、頸部が痛く回らなくなる。
上記のヘルニアと似ているが、2~3日すると自然に緩解する。
頻発するようであれば、関節運動の障害も関係する。

 

 

 

・むち打ち、頸椎捻挫:全年齢
【POINT】
骨、関節に変化のない外傷後に強い痛みを感じるもの。
めまいや、耳鳴り、吐き気の症状が出る場合も。

 

 

 

・頸椎後縦靭帯骨化症:40代~
【POINT】
症状は頸部脊椎症と似ているが、脊髄圧迫症状を起こす傾向が強い。

 

 

・胸郭出口症候群:10代半ば~30代
【POINT】
なで肩の女性に多く、肩を挙げると上肢のしびれや冷え感など感じる。
上記の頚肩腕症候群との鑑別が必要。

 

 

 

 

 

②腰痛、下肢のしびれ・痛み、坐骨神経痛

 

 

 

・腰痛症:全年齢
【POINT】
原因がよくわからない腰痛の一群。
慢性の筋疲労、不良姿勢、急性の椎間関節の捻挫もいわゆるぎっくり腰の一種で、病変は確認できない。

 

 

・腰椎椎間板ヘルニア:10代後半~70代
【POINT】
ぎっくり腰の主要原因で、最初は腰痛でしばらくすると、片側性の下肢へのしびれを訴える。
歩行困難や下肢の感覚運動障害があり、場合により、悪化したり緩解したりする。

 

 

・変形性脊椎症:50代~
【POINT】
脊椎の加齢変化で病気ではないが、椎間板や椎間関節の狭小化、骨棘形成などのレントゲン検査所見で
腰部脊柱管狭窄症との鑑別が必要

 

 

・腰部脊柱管狭窄症:50代~
【POINT】
高齢者の腰痛・坐骨神経痛の原因で歩行時には両下肢へのしびれ。
しばらく休憩すると緩解するがまた歩き出してしばらくするとしびれを感じる。

 

 

・骨粗鬆症基盤の痛み:50代~
【POINT】
女性に多く、脊椎の圧迫骨折をおこしやすい。
骨折を起こすと寝返りが打てなくなる。
場合によっては、円背、腰背痛を生じる場合も。

 

・腰椎分離症・すべり症:10代~30代
【POINT】
激しいスポーツを続ける青年期の腰痛が主な原因。
進行すると分離症からすべり症へと移行する。
中高年になると、分離症なしに発症し、腰部脊柱管狭窄症の原因となる。
起床時や前屈のあとに腰痛や、下肢痛が出現。

 

 

 

③背部痛、胸壁痛

 

 

・胸椎圧迫骨折:60代~
【POINT】
外傷の覚えがなく、背部痛を訴える場合、骨粗鬆症、骨軟化症、骨髄腫、転移腫瘍などの病的骨折を考える。

 

・帯状疱疹:50代~
【POINT】
片側性の肋間神経痛では本症の可能性を考える。
痛みが先行し、発疹が後から出現する。
高齢発症すると症状が激しく出現。
疑わしいときは皮膚科への受診を勧めます!!

 

④手指のしびれと麻痺

 

 

 

・頸肩腕症候群:10代後半から50代まで
【POINT】
パソコンでキーを打ち続けるひと、流れ作業で手を使う人に多い。

 

 

・頚椎症性神経根症:50代~
【POINT】
頸、肩、腕痛や手指のしびれなどをきたす。
手指の巧緻運動障害や歩行不安定性を伴うこともある。

 

 

・頸椎椎間板ヘルニア:10代~60代
【POINT】
急激な片側の頸、肩、腕痛で発症。痛みで動かせない。
神経根症状のことが多いが、脊髄圧迫症状を起こすことも。

 

 

・肘部管症候群:50代~70代
【POINT】
小指のしびれが初発症状で前腕・手部の内側の放散痛、手の筋肉の萎縮
利き手に多く変形性の肘関節症、外反肘に続発する。

 

 

・手根管症候群:20代~55歳
【POINT】
親指、人差し指、中指の手のひら側のしびれと、夜間の痛み。
手関節部における正中神経の絞扼性障害。
原因は手の過度な使用。妊婦、主婦や透析患者に多いとも言われている。

 

 

・橈骨神経麻痺:20代~60代
【POINT】
下垂手の様相を呈し、上腕骨骨幹部骨折に伴うものがほとんどで、合併症とも。
損傷部位により、後骨間神経麻痺では感覚障害はないので注意!!

 

 

・腕神経叢損傷:若年層
【POINT】
多くはバイクの転倒事故によるもので、一側上肢の感覚脱失、弛緩性麻痺による
上肢は挙上困難。

 

 

まとめ!!

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか???

 

 

まぁざっとではありますが、自分が臨床現場で遭遇したことのある症例の一部です。

 

 

とても稀な傷病もありますが一般的ではないので今回は省略致しました。

 

 

次回はこの続きをお送りいたしますので次回もお楽しみに!!!

 

 

 

 

 

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