どうもこんにちは!
しばらく振りの更新となってしまい、申し訳ありません。
最近は有難いことに忙しくさせて頂き、なかなか執筆できずにいました。。。
言い訳ですよね。すみません。ということでこれからは頑張って参りますので宜しくお願い致します!!
さて今回はスポーツ選手が競技中に付けているアレ。
そう
テーピング!!
についてです!!
複数回に分けて紹介したいと思っております!!
はじめに
テーピングの概要についてです
傷ついた軟部組織、関節に施すとこれらの構造に支持及び保護をし、急性期の痛みや腫れを最小限にする
外傷予防、治療、リハビリテーション、固有受容器感覚の促進に用いられている。
テーピングの役割
・包帯やパッドの固定
・出血や腫れを最小限に抑える(圧迫をする)
・靱帯、筋肉、腱を補強(保護)する
・関節の可動域を超えた動きをしないように制限する
※テーピングは治療やリハビリの代わりではなく、総合的なケアの
補助するものであると考えましょう
テープの種類
・伸縮性粘着テープ
・非伸縮性粘着テープ
・低刺激性テープ
・防水テープ
・粘着包帯
種類は色々ありますので、適宜状況に適したものを用いる必要がありますよ
テーピングの原則
テーピングを行う上でとても大事なことがあります
それは
正しく行わないとほとんど効果がなく、かえって悪影響を及ぼす場合もあるという事。
せっかく巻いたものが悪になってしまうのは悲しいですよね。
では、そうならないようにするにはどうすればいいか。
それは基本的な原則と知識が必要です。
まずは
【評価する】
これが大切になってきます。
いつも私が患者様に施術させて頂く際は以下のことに気を付けながら行うようにします。
①どのようにして傷害が発生したのか
②どこの構造が損傷したのか
③保護、支持を必要としている組織はどこか
④どの動きを制限する必要があるか
⑤急性または慢性の症状かどうか
⑥固定は必要か
⑦損傷部位の解剖学的知識、運動学の知識があるか
⑧テーピングを行う目的を果たす巻き方が判断できるかどうか
⑨手元に材料が揃っているか
⑩骨折等の緊急の可能性はどうか
それをふまえて、いまどのような手当てが必要か。
運動前であれば
テーピングによる関節可動域の著しい低下がないか
強く巻きすぎたことによるうっ血や四肢末梢の痺れ感
競技者の不快感の有無
運動後であれば
施術部の開放
局所の循環障害の有無
競技者からのテーピングに関するフィードバックを受ける
細かい事ではありますがコツコツと行う事で
正確で効果的なテーピングになるとおもいますよ!
【!注意!】
テーピングの使用がその競技のルールに違反していないか確認する必要もあります。
選手が参加できなくなってしまったり、失格になってしまう場合もあります。
テーピングをする部位の準備と貼り方と禁忌
いよいよ巻き始めです!!
しかし前にもやることはありますよ!
施術部位の準備として
①肌を清潔にし、毛を除去する
➁皮脂を取り除く
③競技者がテープ等のアレルギーの有無を確認する
④圧力がかかる部位には軟性のパッドをあてる
⑤粘着力を高めるための粘着スプレーを準備する
⑥弱い肌の人にはアンダーラップを巻く
テーピングの貼り方
・必要な材料を全て手元に準備する
・競技者が快適な姿勢で巻く
・適温で貼付する
・関節の機能肢位に置き、傷ついた構造へのストレスを最小限にする
・適正なテープの幅、量を使用
・施術部位は隙間が空かないよう密するように巻く
人体は全体に緩やかに曲線を描いているので身体に対して垂直に貼付するとどこかに必ず
しわが出来てしまうのでテープを巻く際は体の曲線にあわせて貼る必要があります。
禁忌(してはいけないこと)
・必要以上に皮膚を引っ張る→皮膚の損傷
・隙間やしわ→水疱が出来る可能性
・必要以上のテーピング→循環障害や神経障害を起こす
まとめ
とりあえず、テーピングの入りということで、軽く紹介を致しました
テーピング一つでスポーツ競技者の運動機能をグッと引き上げてくれたり
ケガを予防してくれたりと、魔法のようなアイテムですが、
間違ったことしてしまうと悪影響を及ぼしてしまいます
しかし、確かな知識と経験で確実に効果が得られるものですので、ぜひ一度試してみてください。
機会があれば自分の体を自分で巻いてみるのも面白いかもしれませんね。
色々な気づきがあるとおもいますのでその感覚を忘れずに覚えておきましょう!
今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました!
ではまた!