皆さんこんにちは!
朝、晩は少し涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたが、まだまだ日中は暑い日が続きますね!
残暑に負けない健康な体を維持しましょう!
しかし、この暑さの中で外での運動は中々過酷なこと・・・
普段運動しない人にとってはハードルが高すぎますよね。
そんな人にはうってつけ方法があります!
それは
ストレッチ!
家の中でも簡単に行うことができるため、毎日コツコツと継続することが出来ます!
しかしなかなか継続する事が難しい・・・
ストレッチの効果をしっかりと実感する事で継続する意欲が湧いてくると思いますので・・・
今回はストレッチが必要な理由!
ということで、なぜストレッチが必要なのか、行う事でどんな良いことがあるのか
考えてみましたので一度最後までお読みいただきたく思います!!
目次
簡単に言うと・・・
簡単に説明をすると病気やケガを予防でき、筋トレよりも体力を使わずに、身体の運動(メンテナンス)をすることが出来ます!
これだけでは不十分すぎますのでさらに深く解説していきます!
使わない筋肉は硬くなってしまう!
普段使ってない筋肉をたまに使おうとする際に感じる方も多いのではないのでしょうか?
それは柔軟性が低下している証拠でもあり、ケガに繋がったり、血行不良による疼痛を引き起こしてしまうことも。
筋肉とは筋線維と言う細長い細胞を無数に束ねたもので、
筋線維にはアクチンとミオシンが交互に重なるサルコメアというユニットが1列に連なる筋原線維が詰まっています。
運動神経から信号が伝わるとアクチンがミオシンの間に滑り込みサルコメアが一斉に短くなり筋肉は収縮し(筋肉の活動)
信号が消えるとアクチンは元に戻ります。
筋肉を使わないとサルコメアが減り筋原繊維が短くなるため動ける範囲が狭まって筋肉が硬くなってしまいます。
またデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると特定の筋肉に負担が集中してサルコメアが動かなくなります。
前述したように筋肉が固いと血液循環が悪くなり、姿勢も崩れるますので、体の動きが乱れて運動時の怪我や日常での転倒を招きやすいので気をつけましょうね!!
ではどうやって柔らかくするの???
ここが一番大事な所ですよね!
柔らかくなるメカニズムがあります!!
まずは間違った知識を取り除きましょう!
筋肉は伸縮自在のゴムのようなものだと思われがちだがそれは誤解です。
実際は縮むだけで伸びはしません。
筋肉はゴムではなくロープのようなもので
ストレッチを続けると筋肉が伸びやすくなるのは
ロープを足したようにサルコメアの数が追加されて筋原繊維が長くなるためです。
筋肉の両端は骨につくので長さは変わりませんので、
筋原繊維が長くなると柔軟性が上がり、関節可動域も広がるということです。
短期的には筋肉を包む筋膜の影響もあります。
そんな短期間にサルコメアが増えるわけではなく、
伸ばし続けると筋膜の抵抗性が下がり筋肉が伸びやすくなると言われています。
筋膜についてのお話はまた別の回でもお話させていただきたく思います。
※筋膜の話は奥が深くめちゃくちゃ難しい!!!((笑)
沢山勉強してから、皆さんに還元していきたいと思っております。(笑)
個人差はありますが、ストレッチを3ヶ月以上続けると変化が実感できると思いますよ!
ストレッチを1セットだけではなく2から3セット行うと、
後半ほど柔軟性が上がり、呼吸を止めず、筋肉を入れないという事も大きく大切になってきます。
硬くなりやすい筋肉がボディバランスを狂わせる
筋肉は硬くなっても、また弱くなっても困りますよね。
柔軟性に富んだ、しなやかで力強い筋肉が理想的です。
猫背などの不良姿勢の背景には、硬い筋肉と弱い筋肉が存在し、
例えば猫背では、
胸の前にある大胸筋が硬くなり、
肩が前に出て左右の肩甲骨が背骨から離れる外転運動が起こります。
肩甲骨を背骨に引き寄せる内転を担う菱形筋は弱くなりやすく、猫背を助長する効果が出てしまいます。
筋肉には硬くなりやすいタイプと弱くなりやすいタイプがあり、
硬くなりやすいのは大胸筋を始めとする姿勢に関わる筋肉です。
多くは2つの関節を動かす2関節筋で、弱くなりやすいのは菱形筋など、姿勢に関わる筋肉と対照的な働きをする拮抗筋です。
多くは1つの関節のみを動かす単関節筋です。
~弱くなりやすい筋肉~
僧帽筋下部、菱形筋、前鋸筋、腹筋群(腹直筋、外・内腹斜筋)
大腿四頭筋、(内側広筋、外側広筋)、大殿筋、中殿筋
前脛骨筋、腓骨筋など
~硬くなりやすい筋肉~
僧帽筋上部、大胸筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、脊柱起立筋、大腿直筋
ハムストリングス、腸腰筋、大腿筋膜張筋、梨状筋、腓腹筋
ヒラメ筋、内転筋群など
硬くなりやすい筋肉をストレッチで柔らかくしても、拮抗筋が弱いと正しい姿勢は長くキープできず、
ストレッチと並行し弱くなりやすい筋肉に適度の抵抗をかけて鍛える筋トレも忘れずに行っていきましょう!!!
ストレッチで予防できる病気も!!!
ストレッチを続けると柔軟性が高まり、身体の動きも軽快に!
何だか体のキレが出てきて、健康になった気分にもなりますよね!
ストレッチの効果で、筋肉の過緊張が緩むので肩や腰など全身が楽になります。
そこに、筋トレを組み合わせると姿勢だって正しくリセットされることをご紹介しました!
加えて、ストレッチは動脈硬化の予防にも効果があるという報告があります。
動脈硬化とは・・・
動脈が硬く狭くなり血液が詰まりやすい状態で、心臓病や脳卒中の元凶とも言われています。
まず注目なのは血圧を下げる作用です
筋肉が固いと血管が圧迫されて血圧が上がりやすいとされています
そこでストレッチを行うと、筋肉が柔らかくなり、血管が広がって血圧が下がり
動脈硬化のリスクが下がります。また高血糖も動脈硬化を進めるがストレッチが血糖値を下げると言う報告もありますので
良い事だらけですよね!(笑)
私の見解は・・・
おそらく筋肉を伸び縮みさせようとより多くの血糖の取り込みが発生し、血糖値の減少に効果が出ているのではと考えています!
ですので、運動不足が糖尿病に大きく影響を及ぼしていると言われている所以ですね!!
このほか股関節など下半身の柔軟性が上がると歩幅が広がったりすることで
日常での活動量がアップし、体脂肪が燃えやすくなることで
動脈硬化の危険因子でもある肥満が避けられる傾向にあると思われます。
動的ストレッチで効果アップ!!関節も健康に!!
過去の回でもお話させて頂いたように、まずストレッチには大きく2種類あります
詳しくはこちらもご参照ください!!
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①静的ストレッチ
②動的ストレッチ
があります。
静的ストレッチは今までお話させて頂いたので、動的ストレッチについても、少しお話を。
イメージとしては、ラジオ体操のように関節と筋肉を大きく動かしながら行うストレッチです。
動的ストレッチは体を動かしているうちに、血液の循環が良くなり、体温が上昇します。
と同時に、関節の動きを良くするための滑液と呼ばれる関節液が促され、運動前のストレッチ方法に最適です。
動的ストレッチでは、軟骨に適度な環境が供給されるので、関節軟骨の摩耗や運動の潤滑、炎症症状の発生するリスクを軽減できる可能性があり、
これにより、関節部の痛みの改善や予防に効果が表れることもあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回はストレッチが体にどのような効果をもたらしてくれるのか。
【毎日10分コツコツと】
一番難しいことかもしれないです。が
これだけ、いい点がありますので継続して行う価値は大いにあると思いますよ!!!
私自身、勉強していくと、いやぁ・・・
色々と奥が深い・・・
しみじみ感じます。
少しでも皆様の健康の為に役立てて頂けると幸いです!
では、次回もお楽しみに!!