皆さんこんにちは!!!
今回は続きということで、スポーツマッサージについて引き続きご紹介していきたいと思います!
マッサージと言っても方法は様々で、手のあらゆる部位を使い、適切な場所へ適切な力で行う事は前回もお話させていただきました
今回は基本的な手技、手のどの部位を使って行うかご紹介していきたいと思います。
また上手に行うコツを少しお教えしていきますので、是非最後まで宜しくお願い致します!
目次
スポーツマッサージの基本手技
まずどのように身体をマッサージしていくか基本的なものの紹介です!
手のどの部位を使用するかはマッサージを行う対象部位の大きさ、広さに合わせて選択する事が大切ですよ!
基本手技と部位
~手技方法~ ~手の部位~
・軽擦法 ・手掌(手のひら)
・揉捏法 ・手根(手の根っこ)
・強擦法 ・四指(親指以外)
・叩打法 ・二指(親指と人差し指)
・振戦法 ・母指(親指)
・圧迫法 ・指顆(こぶしの前面)
・伸展法
・運動法
これらが基本的に組み合わせてマッサージを行っていきます。
ここからはさらに手技について細かく解説していきたいとおもいます。
軽擦法(けいさっぽう)
・マッサージの基本中の基本であり、施術は軽擦法から始まり軽擦法で終わると言われています。
・基本的にマッサージの最初と最後に行います。
・関節から関節まで、筋肉の起始部から停止部までの筋の走行に沿って行いましょう!
・ポイントは筋肉に少し(5キロくらい)の圧力をかけながら行うとベストです!
揉捏法(じゅうねつほう)
・軽擦法と同じく、スポーツマッサージの中心となる手技です
・揉捏法も対象部位に対して少し圧を加えて掴みながら揉みほぐす方法です
・ポイントは手首を柔らかくして、大きく動かすことで筋肉中の血液を絞り出すような要領で行いましょう!
強擦法(きょうさっぽう)
・実際のスポーツマッサージではそこまで多くは使いませんが、医療マッサージでは非常に多く使われます。
・主に捻挫や挫傷などの外傷で関節に滲出液(水や血腫)が溜まって関節を包む組織や靱帯が硬くなっている時に行います。
・腫脹を軽減したり、組織同士の癒着は剥がす目的で行い、関節の可動域や筋出を回復させます。
叩打法(こうだほう)
・皆さんもご経験があるかと思いますが肩たたきの様な方法で、筋肉をリズミカルに叩く手技です
・スピードは1秒間に2~5回くらいが理想とされています。
・スポーツ現場では競技前に体を叩いて神経を興奮させる目的で使用する場合もあります
振戦法(しんせんほう)
・腕や足を持ち、脱力した状態で細かく動かすことで組織に振動刺激を与えます
・一定時間部位をマッサージした後に行うとリラックス効果や疲労物質の除去に効果が期待できます
圧迫法(あっぱくほう)
・局所を垂直に圧迫する方法で、神経の興奮を鎮め、痛みを除去。筋肉の痙攣等を抑える効果が期待できます
・方法としては同部位を3~5秒押し続ける方法と1秒間隔で押す方法があります。
伸展法(しんてんほう)
・二人一組で行うパーソナルストレッチの事で対象の筋肉を伸ばします
・マッサージ後の筋肉や関節柔軟性などマッサージの効果を確認するためにも使われます
・一定時間行う事で筋肉や関節の柔軟性を高める目的で行うこともあります
運動法(うんどうほう)
・厳密にはスポーツではなく医療リハビリテーションの領域になり、傷害回復過程期や復帰後の予防として行います!
・他動運動法・・・関節を他動的にゆっくりとスムーズに動かし、関節の拘縮や関節可動域の回復を目的とします
・自動運動法・・・自分の筋力で関節運動を行わせる方法で、関節周囲の筋力回復や関節可動域回復を目的として実施します
・抵抗運動法・・・自動運動に抵抗を与えて運動させる方法で、筋力強化を目的に行います
まとめ
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マッサージはどのような効果?
こんにちは!! 今回はマッサージについてご紹介していきたいと思います!! 毎日たくさんの患者様を治療させて頂いていますが 人それぞれ治療方法は当然ながら違います そんな中でもマッサージをする意義は大き ...
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今回はいかがでしたでしょうか?
マッサージは色々な種類の手技があったかと思います。
ただモミモミするだけでも十分に気持ちよくなれますが、もっと方法を知ることでより気持ちよく快適なコンディショニング作りをすることが可能です。
一番気をつける事は施術者と患者の意思疎通(強さは問題ないかなど)会話をしながらおこなうことがとても大切です。
施術後または翌日に痛みが増してしまった、関節のうごきが悪くなったなどの症状は結構見られます。十分に練習して頂き、是非とも活用して頂ければと思います!
今回も最後までお読み頂きましてありがとうございます。
ではまた次回もお楽しみ!!